過去に囚われた男
次に出会った人は年上で
顔は全然タイプではなかったが
話しやすい!というのと
プロフィールに年収を記載する欄があり
そこで判断してしまった。
先輩から趣味が悪いと散々言われながら
連絡を取り合う。
電話をしたがる人のようだ。
オッケーオッケー。
だがいざ電話となると「うー」と唸って
中々話さない。
「どうしたの?大丈夫??」と聞くと
「紙に書いてたけど、何話そう…。」
ちょっと頼りないな
じゃあ紙に整理して電話してこいよ
という気持ちを抑えて自分から話をふる。
そこから何回か電話をしていたが急に
「俺、学生とか全然暗かったんだ。勘違いしてほしくないっていうか、知ってほしくて。」
といきなり自分の過去編に突入。
どうしたの?なんか中2でやどしてたの?
と突っ込みたい気持ちを抑えつつ、
うんうんと話を聞き、
いざお食事にいくことになる。
選んでくれたお店がすっごくお洒落な店で
さすが収入がよくて年上の男性だなと感動。
そこで彼は酔った勢いでとんでもないことを口走る
「俺、学生の時に友達に好きな子を取られたんだよね~。○○ちゃん(私)みたいな子と付き合ったらそいつをやっと見返せるわ!」と。
最初はお世辞を言ってくれてるのだな
有り難うねと思い聞いていたが、
そのあと中指を立ててベロを出すというファックなポーズを立てていたので
いや、なんか違う…。と少し引いてしまった。
そこからフェードアウトしたくて
連絡をしなかったのだが
「なんで連絡してくれないの?はっきり言ってよ!」と何回か連絡がきて
付き合ってないのに…。
でもなんで?ってなるわなと思いつつ
他に好きな人が出来たということにしてこの人とは連絡を絶った。
今考えるとこの人まともな人だった。
これから何人か出会ったがうまくいかず、
途中でこの人に何度か連絡しようかと思った。
彼はあまりいい青春時代を過ごさなくて
今いい会社にお勤めだったので、
そこで少し自信がついてもう少し自信が欲しかったんだね。
あたしが持ち上げて自信をつけてあげれば、
よかったのかもしれない。
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